電話番号

園長日誌

昨シーズン、新潟アルビレックスBBが長岡を本拠地にしてから度々観戦しています。家から会場まで自転車で数分で行けることもあって、今シーズンも10回足を運んでいます。試合時間も概ね2時間程度なので気軽に見に行けます。

バスケは全員で攻め、全員で守るのでチームプレイは欠かせませんが、時には個々のスキルによって状況を打開することもあって、見ていて飽きるどころかワクワクするスポーツです。

先日のお遊戯会の反省では先生たちから色々な意見が出ました。 個々の反省は個々に来年活かすとして、連携がうまくいかなかったり、手が空いていても気がつかなかったりする場面もあったようです。

幼稚園は一つのチームだと思っています。1人でできないことも互いに協力したり、たりない部分を補ったりすることで素晴らしい教育保育が展開されます。もちろん先生方一人一人の創意工夫は不可欠で、そのための研修や研究もとても大切なことです。

バスケのように勝敗はつきませんが、さらにより良いものを目指して取り組みたいと思います。

2月17日(土)、長岡リリックホールで今年も盛大にお遊戯会を行うことができました。

年々朝早くから席取りに並ぶ方も増えてきて、そろそろ対策を考える時期になってきたようです。楽しみにしていただくことは結構なことですが、寒風吹きさらす中で待つのは体調も心配です。(早く開けたいのですが公的施設なので…)

さて、これで園の三大行事(運動会・作品展・お遊戯会)がすべて終わりました。
先生方の苦労も子どもたちの成長する姿に報われることでしょう。
時折「こんなに力を入れなくとも」と思うこともあります。
行事は手を抜こうと思えばいくらでも手を抜けるからです。

学校教育法には幼稚園における目標の一つとして「音楽、身体による表現、造形等に親しむことを通じて、豊かな感性と表現力の芽生えを養うこと。」とあります。

法律で求められている目標ですから手を抜くわけにはいきませんが、それよりも先生方に発破をかけて創意工夫を求めるのは、やはり先生方にも成長してほしいからです。

保護者の皆さまから労いや感謝の言葉をいただくことがあります。
おかげで来年もがんばれます。

12月に実施しました公開保育の評価をまとめましたのでご報告します。
H29koukaihoiku

東京オリンピックの年に改訂施行される小学校学習要領には、新たに高学年では外国語(英語)が教科化され、中学年では外国語活動として取り入られます。

正直私はつい数年前まで幼児期に英語はいらないと考える一人でした。
しかし現実はそうはいかない状況を迎えています。

小学校の外国語教科化だけでなく、大学受験での英語重視傾向(外部検定で評価する大学の急増)、大手企業のみならず地方企業のグローバル化がここ数年で加速度的に進んでいます。
少子化は国内消費を落ち込ませ、国外へ販路を見出さなければならないことは素人でもわかる道理です。

今の幼児が大人になる頃には人生90年~100年。80歳まで働かなくてはならないという予測まで出ています。
持続可能なスキルが求められる中で、英語を話すことは特別なことではないのかもしれません。

昨年から少し英語教育に力を入れています。今年はさらにステップアップします。目標は卒園までに簡単な会話ができるようになることです。
園の教育理念、建学の精神は変えません。日本人としてのアイデンティティを保持しながらどこまで現場で落とし込めるか、職員一同で知恵を絞りながら取り組みます。

大学入試センター試験も終わり、ワイドショーでは地理の出題にあった「ムーミン谷の舞台はどこの国か」が話題になっている。
答えはフィンランドだそうだが、そもそもムーミン谷は架空の場所であり、どこの国という設定はない。
入試センター側は消去法から導けるというのだが苦しい見解だと思う。記述試験ならまだしも正解に色を塗るだけのマークシート試験では、はっきりとしたエビデンス(確証)が必要だと思う。

昨今は幼児教育界でもエビデンスに基づいて教育課程を構築するのが常識となっている。昔ながらの子育てであってもしっかり裏付けがあればよいが、「なんとなく以前からそうしてた」ではいけない。
際たる事例がお昼寝(午睡)である。
保育所運営の基となっている保育所保育指針には午睡の表記がどこにもない。
30年度から新しい指針が施行されるが、そこには表記はされているものの、あくまでも「子どもの年齢や発達過程、家庭での生活や保育時間などを考慮して、必要に応じて取れるように」するものであって、乳児はともかく年長児になっても全員がお昼寝する姿は本来ありえない。

私たちは一つ一つどんな裏付けがあって、どんな効果があるのか精査しているが、気づかずおこなっていることもあると思う。
保護者の方には些細な疑問もそのままにせず、園に訊ねてほしい。
子どもたちのために。

ページの先頭へ