園長日誌
当園では学年ごとのクラス編成となっています。
担任と園児との信頼関係の確立、同年齢の子どもたちと遊ぶ楽しさや、仲間意識の構築が大切だと考えるからです。
6月より毎朝、のびのびタイムを設けました。
のびのびタイムは、3歳児から5歳児がどこでも誰でも何をして遊んでもよい時間です。自由遊びの充実と異年齢交流を目的にしています。
最初はぎこちなく、あまり交流もできていませんでしたが、あえて声掛けをせず、子どもたちがやりたい遊びができる環境づくりに徹してきました。
しばらくすると、3~5歳児だけでなく、2歳児や乳児クラスに遊びに出かける子どももいたり、徐々に異年齢で遊ぶ姿が見られるようになりました。
10月に入ってからは週に1回、ロングのびのびタイムも実施しています。
時間が長くなったことで、遊びに夢中になる時間が増えたり、様々な遊びに挑戦する姿が見られるようになってきました。
年長者がいいお手本となって、遊びの幅が拡がり、お片付けも積極的に手伝う姿が増えてきました。また、年少者を思いやる気持ちも育まれてきているようです。
子どもたちは横のつながりも縦のつながりも当たり前に受け止められる、つまり誰とでもコミュニケーションがとれ、対話ができる一歩を踏み出しました。
自己肯定感を育む要素として、よく「ほめる」ことが大切です。
自己肯定感の高いアメリカの子どもたちは、
①子どもが自分の考えを外に出した時
②何か挑戦しようと自発的に動いた時
によくほめられています。
言葉がけも、「よく思いついたね」「話してくれてありがとう」「ナイストライ」「あなたの○○が好き」など肯定的な言葉がけ、特に上手下手、成功失敗に関係なく、こどもの行動を認める言葉がけが多いです。
ついつい、「上手にできたね」などと口にすることがありますが、これだとさらなる努力を促すことに繋がらない可能性があります。
つまり、結果ではなく、過程をほめることが重要です。
一方、「しかる」はどうでしょうか。
時々、しからない子育て、しからない保育などの言葉を耳にします。実際、本当にしからずに育ったらどうなるでしょうか。
乳幼児期はまだしも成長するにつれて、困難に直面した時に感じる不安や恐怖、不満を制御する能力が育たず、一見、自己肯定感があるように見えますが、物事に挑戦する意識は低くなってしまいます。
つまり、周囲のせいにしたり、注意されても注意した人が悪いととらえてしまうことになりかねません。
当園では、できないからといって「しかる」のはやめよう、相手を傷つける(傷つける恐れがある)とき、自分が怪我する(怪我する恐れがある)ときは、しっかりとしかろうと先生方には伝えています。
では、遊びの邪魔をしたり、ルールを破ったりしたときはどうしましょうか。
私は僧侶でもありますので、「ほめる」「しかる」にもうひとつ加えて「さとす」をお願いしています。
遊びの邪魔をした時を例にしますと、
①なぜ、他の人の遊びを邪魔したのか
②邪魔されたお友だちはどんな気持ちなのか
③自分が邪魔されたらどんな気持ちになるか
善悪の区別はほぼ乳幼児期で決まります。規範意識もほぼ同様です。
大変時間がかかることですが、自分で考えて納得しないと本物の自己肯定感は育まれません。
しっかりと愛情をもって、「ほめる」「しかる」「さとす」で親子間の愛着を形成していきましょう。
間違ってもほめすぎ、しかりすぎ、絶対に暴力もいけません。
令和7(2025)年度の園児募集を開始します。
当園では、入園申込前に必ず園見学をお願いしております。
大切なお子さまが過ごす場所ですので、園の雰囲気や環境、教育保育方針など確認してほしいからです。
園見学を希望される際は、行事等で対応できないことがありますので、お電話で予約をお願いします。
今年も市内幼稚園と協力して就活バスツアーを開催します!
今回は参加しやすいお盆期間、しかも土曜日開催です。
半日で6園の情報が手に入るまたとない機会です。
就活中の学生のみならず、今後を見越して情報集めをしたい学生も是非ご参加ください!
日時 令和6年8月17日(土) 8:40~
対象 養成校に通う学生
詳細は以下をクリックしてください。
就活バスツアー表(2024)
就活バスツアー裏(2024)
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