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園長日誌

今年度のスローガンが決まりましたのでご報告します。

幼児部
自信と意欲を持ち、たくましく生きる子どもを育てよう

乳児部
「はじめて」を全力サポート 一人ひとりの笑顔を咲かせよう

 

また、先般紙面にて配布しました園長報告を以下にリンクします。

令和3年4月8日園長報告

令和2年度はコロナに始まりコロナに終わる、まったく想定外の1年でしたが先日卒園式を終え、いよいよ1年の終わりを迎えようとしています。
新年度もコロナで始まることでしょうが、コロナは終わる1年になってほしいと願っています。

さて、4月から新入園児を迎えるわけですが、園児だけでなく職員も新卒者を迎えます。先日、ネットのニュースを見ていたら、「ホウ・レン・ソウには、お・ひ・た・しで返す」という記事がありました。
ご承知の通り、ホウレンソウとは報告、連絡、相談のことです。おひたしとは、怒らない、否定しない、助ける、支持することだそうです。
新社会人は当然のことながら即戦力とはいきません。うまくいかなくても感情的に怒らないこと、とはいえ、大きな間違いを犯せば叱ることは必要です。
また頭ごなしに否定せず、一度しっかりと受け止めてから間違いを否定すること、イエスバット法がよいとのこと。
困っていれば助けることも必要ですが、すぐに手伝うのではなく、本人から助けが必要だと申し出があれば、サポートすることが大切です。
指示もあまりたくさんすると指示待ちになってしまうため、支持を求めてくるまで待つことが大切とのことでした。

新卒者が私の子どもぐらいの年齢ですから、ついつい子ども扱いしてみたり、逆に一社会人として一人前に扱ってみたもののやはり任せるには早かったりと、なかなかうまくいかないこともありますが、まずはコミュニケーションをよくとって、互いにマナーをもって接することがポイントでしょうか。

今年度最後の大きな行事が終わりました。
コロナ禍の開催は困難を極め、中止や縮小も考えられましたがなんとか工夫して実施することができました。例年にない感染対策に気疲れしたのか、家に帰ると爆睡でした。次年度はいつも通りに実施できることを願うばかりです。

さて、新しい教育要領になって3年が経ちました。毎年職員間で議論に上がるのが行事のあり方です。
「主体的、対話的で深い学び」においてどのようにして行事に取り組むのか、そもそも本当に必要なのか、難しい問題です。実際に研究者の中には行事不要論を唱える方もいるぐらいです。
個人的な考えを言いますと、確かに行事が多すぎると感じます。ですから私が園長になってから随分数は減らしました。内容も毎年見直しをしています。それでもまだまだ多いと感じます。主体的、対話的に取り組むには時間がかかるからです。

一方で当園の建学精神でもある調和の必要性も感じます。偏った保育は基礎の基礎を育む幼児期には好ましくないと考えます。時には教え込む場面も必要だと思うのです。
また、誰もが得意不得意があります。お遊戯会で主体性を育んでいるとはあまり言えませんが、体で踊りを覚え、リズムを合わせることは身体的な発達に十分貢献していますし、自分の気持ちを言葉にうまく表せない子も、動きや表情で上手に表現できる子もいるのです。

時代によって求められる能力は変わっていきます。しかも年々早いように感じます。どんな状況でも臨機応変に対応できる柔軟さが一番求められているのかもしれません。

あけましておめでとうございます。
新年もよろしくお願い申し上げます。

さて、「よもやよもやだ」。
今はやりのアニメ映画を見た方ならおわかりの名言ですが、現在をズバリ表した言葉だと思いませんか。新しい生活様式は保育も行事も研修も一変させました。
12月26日、今年度2回目の園内研修もリモート研修となりました。昨年度よりお世話になっている東京家政大学の佐藤康富教授とのやりとりも随分と慣れ、2月末に実施予定の園内研修もリモートで行う予定です。

今回の研修の一部に自分を見つめるワークがあり、手前味噌ですが先生方の積極性と向上心が高いことに感心しました。目に見える(数字で表せる)ものではない能力の一つであり、肌で感じるものの一つと言えます。
私たちの仕事は手を抜こうと思えばいくらでも手を抜けます。体裁が整っていれば一生懸命にやってるようにいくらでも見せることもできます。
しかしそんなことをしていれば、短期的にはうまくいっても長期的には質の低下が進み、やがて衰退していくことでしょう。
「熱意は技術を補えるが、技術は熱意を補えない。」
研修は知識と技術を補うものですが、熱意から生まれる積極性や向上心がなければうまくいかないのです。

平成30年度の教育要領改訂以来、主体性や対話に重きが置かれています。先生方においてもトップダウンで決まるのではなく、自ら求める保育を創意工夫をしながら取り組む姿勢が今日の園の雰囲気に表れてきているのではないかと思います。

今年度も残すところあと3か月弱。
年度当初から大変な1年でしたが、熱意をもって走り抜けてほしいものです。

2020/12/17  交流会

当園には2人の英語講師が常駐しています。
二人ともフィリピンの出身で母国の教育学部を卒業しています。
日本の教員資格はありませんが、母国の教員資格を持った先生です。
ですから教え方も上手ですし、発音もとてもきれいです。

先日、市内の別の園に所属しているケニア出身の英語講師と当園の英語講師が互いの園に伺って交流会をしました。
年長児のみの参加となりましたが、みんなケニアのことに興味津々でとても積極的に関わりました。
スワヒリ語のあいさつ「ジャンボ!」も覚えました。

先が見えない時代にはいり、閉塞感が漂っているように感じますが、世界に目を向けてみればまだまだ見知らぬ世界があり、そこに夢があるように思えます。
子どもたちには大きな世界があることを知ることで、たくさんの夢を持って進んでもらいたいと思います。

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