園長日誌
あけましておめでとうございます。
新年もよろしくお願い申し上げます。
さて、「よもやよもやだ」。
今はやりのアニメ映画を見た方ならおわかりの名言ですが、現在をズバリ表した言葉だと思いませんか。新しい生活様式は保育も行事も研修も一変させました。
12月26日、今年度2回目の園内研修もリモート研修となりました。昨年度よりお世話になっている東京家政大学の佐藤康富教授とのやりとりも随分と慣れ、2月末に実施予定の園内研修もリモートで行う予定です。
今回の研修の一部に自分を見つめるワークがあり、手前味噌ですが先生方の積極性と向上心が高いことに感心しました。目に見える(数字で表せる)ものではない能力の一つであり、肌で感じるものの一つと言えます。
私たちの仕事は手を抜こうと思えばいくらでも手を抜けます。体裁が整っていれば一生懸命にやってるようにいくらでも見せることもできます。
しかしそんなことをしていれば、短期的にはうまくいっても長期的には質の低下が進み、やがて衰退していくことでしょう。
「熱意は技術を補えるが、技術は熱意を補えない。」
研修は知識と技術を補うものですが、熱意から生まれる積極性や向上心がなければうまくいかないのです。
平成30年度の教育要領改訂以来、主体性や対話に重きが置かれています。先生方においてもトップダウンで決まるのではなく、自ら求める保育を創意工夫をしながら取り組む姿勢が今日の園の雰囲気に表れてきているのではないかと思います。
今年度も残すところあと3か月弱。
年度当初から大変な1年でしたが、熱意をもって走り抜けてほしいものです。
当園には2人の英語講師が常駐しています。
二人ともフィリピンの出身で母国の教育学部を卒業しています。
日本の教員資格はありませんが、母国の教員資格を持った先生です。
ですから教え方も上手ですし、発音もとてもきれいです。
先日、市内の別の園に所属しているケニア出身の英語講師と当園の英語講師が互いの園に伺って交流会をしました。
年長児のみの参加となりましたが、みんなケニアのことに興味津々でとても積極的に関わりました。
スワヒリ語のあいさつ「ジャンボ!」も覚えました。
先が見えない時代にはいり、閉塞感が漂っているように感じますが、世界に目を向けてみればまだまだ見知らぬ世界があり、そこに夢があるように思えます。
子どもたちには大きな世界があることを知ることで、たくさんの夢を持って進んでもらいたいと思います。
10月23日、令和2年度初参式をお勤めしました。
初参式(しょさんしき)とは、これからの人生を仏さまのお慈悲に包まれて生きていけるよう、人生の出発にあたり、その誕生を仏さまにご報告する式です。赤ちゃんが初めてお寺にお参りする初参式は、子にとってはじめてのお参りですが、同時に親にとっても親として生きる出発点であり、子によっていただいた尊いご縁でもあります。
今年はビーバー、バンビ組の子どもたちから25組の親子参拝となりました。
読経の後お話をするのですが、泣く子あり、動き回る子ありで話の内容を覚えていない保護者の方もいらっしゃるので、少し触れたいと思います。
本日はお足元の悪い中、お参りいただきましてありがとうございます。
今年は新型コロナウイルス感染症対策のため、行事の中止、延期が余儀なくされ、今日も歯科検診と日程が被ることになりました。これから作品展、お遊戯会と大きな行事をまだ残しておりますが、例年通りには実施できないことを予めご容赦いただきたいと思います。
さて、16年前の今日、午後5時56分中越地震が発生しました。小学生や乳幼児も亡くなりました。もし、地震がなかったら今ちょうど皆さんと同じように子育て真っ最中だったかもしれません。
そう考えますと、こうして子を育て今まさに生きていることは奇跡であり、本当にありがたいことです。
しかしながら、子育ては簡単なことではなく、子育てを苦痛に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
教育基本法には、その第5条に保護者は子どもに普通教育を受けさせる義務があり、第10条にはこの教育について保護者が第一義的責任を負うと明記されています。
ですから我々教職員は保護者の子育てをお手伝いはできますが、どこまでもお手伝い止まりであり、すべての子育ての責任と義務は皆さんにかかっているわけですので、大変な責務であります。
先生方はそのお手伝いをするために計画を立て準備をし、記録と報告をします。それは決して楽しい仕事ではありません。でも、子どもと接するときは一緒になって楽しむように心がけています。先生が仏頂面して接していれば子どもも笑顔がなくなるからです。
保護者の皆さんはいかがでしょうか。
生活に疲れているのか送迎時には随分疲れた顔や眉間にしわが寄っている父母を見受けることがあります。そして子も同様に親の顔を映しています。
仏さまをたたえる「和顔愛語」という言葉があります。顔和やかに言葉愛しいという意味です。そのようになるためには自分自身、意識しなければなりません。夫が悪い、妻が悪い、家族が悪い、園が悪い、会社が悪い、社会が悪いと他人のせいにしてみても何も変わりません。
変えることができるのは自分自身だけなのです。
お釈迦さまは「人生は苦なり」といいました。
苦労があるからこそ、そこに喜びがあると伝えてくれました。
子育ては大変でしょうが、一生続くわけではありません。
自分自身で子育てによろこびを見つけ、楽しく子育てができることを切に願います。
本日はようこそのお参りでした。
例年6月末に実施する運動会ですが、コロナ禍のため延期となり、ようやく10月10日に実施することができました。
とはいえ例年通りとはいかず、3密対策、新しい生活様式を考慮しての実施となり、参加する園児も保護者も内容も制限される中での運動会となりました。
規模縮小のため寂しい運動会となることは覚悟の上でしたが、保護者の方々も一生懸命に盛り上げてくれて、いつもとはおもむきの違う運動会ができたのではないかと思います。
とかくコロナ禍にあるために変更、縮小を余儀なくされ、マイナスのイメージが先行しがちですが、私自身は良い機会が与えられたと思っています。
1学期は大小の行事が中止、もしくは延期となったため、時間をかけた中期的な取り組みが各クラスでできていましたし、その取り組みを生かした運動会の競技や11月末の作品展へとつなげられているように思います。
急な予定や内容の変更が今冬もあるかもしれませんが、全職員で知恵を出し合って、こんな時だからこそ自分自身が楽しめる保育を志して取り組みたいと思います。
令和3年度入園募集人数は以下の通りです。
また、入園要項配布は10月1日より、入園受付は11月2日となります。
■入園受付時間
・3号認定児 11月2日8時30分~11月8日17時
・2号認定児 募集しません
・1号認定児 11月2日8時30分~10時
(兄姉が在園されている方は登園時ご持参ください)
■募集人数
・5歳児・4歳児・3歳児・2歳児 一般募集なし
・1歳児 6名(分園含む)
・0歳児 19名(分園含む)
0~2歳児は長岡市が定める保育の必要性により入園順位が決まります。
3~5歳児は1号認定児(新2号含む)のみ募集し、園の定めるところにより順位を決め入園を決定します。
優先を考慮される項目
1.在園児、卒園児の弟妹
2.子育て支援センター「コアラのおへや」の利用状況
3.上記以外は抽選(11月1日10時までに申込の方)
4.定員に達しない場合は申し込み順となります。
【お詫び】
3歳以上児は優先項目を考慮し、入園希望者を確認したところ、一般募集は実施しないことになりました。ご見学並びにお問い合わせをいただいた皆さまには、心よりお詫び申し上げます。
例年、転勤等で希望を取り下げる方がおります。キャンセル待ちを希望される方は、園までお問い合わせください。
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