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園長日誌

2019/07/12 視察を終えて

毎年恒例となっている園長視察研修に行ってきました。
私が市私幼会長の時に始めたのですが、現会長も賛同していただき、しかも今年は一泊で群馬県の幼稚園を視察に伺いました。
「百聞は一見にしかず」という言葉通り、充実した視察研修となりました。

とても当園ではまねできない様々な実体験を可能にしている園がありました。
地域性をうまく活用していることはもちろん、理事長先生、園長先生の思いや熱意が伝わり、改めて私学の素晴らしさを感じることができました。

以前、東京のある園長先生の言葉が今も心に残っています。
「私学の良さは同じことをしている幼稚園がないということ。親にとって我が子に合うかなど選択できることが何よりも大切なことである。」

考え方は違ってもどの幼稚園も「子どもにとって何が大切か」、この問いを追い求めて子どもと向き合っているのではないでしょうか。我が園もそのひとつです。
我が子に合うかどうかは親にお任せするしかありませんが、限られた時間の中でいかに効率よく、ときに時間をかけて取り組むかを常に考えながら。

2019/06/14 園探し

そろそろ来年度入園の保護者の方から、園見学の問い合わせがきていますので、少し当園についてお話しします。

幼児教育の手法は様々あり、例えばモンテッソーリ、シュタイナー、レッジョエミリア、ピラミッドメソッド、森の幼稚園、○○式など数えればきりがありません。
私も園長になる前、今日までの建学の精神や教育目標を踏襲しつつ、何か特色ある保育はできないか模索しました。

結局どれも一長一短あり、一つに決めることはできませんでした。むしろそれぞれの良さを保育の場面場面に生かすことはできないか、そんな取り組みを今も続けています。
ですからバランスよく取り組むことを大切にしています。
一つに固執すると何かを犠牲にしなければなりません。可能性の塊である幼児期の子どもたちにとって、一番大事なことはなんなのか考え抜いた結果です。

先日、近所の小学生が街探検でやってきました。
「幼稚園の一番自慢できることは何ですか」と聞かれ、少し考えてしまいました。
先生方の日ごろの取り組みを考えれば自慢できることばかりです。自画自賛かもしれませんが、本当によく勉強し創意工夫しています。

自慢ではないのですが、近年力を入れていることがあります。
それは子どもたち一人一人のポートフォリオです。
平成27年4月から子ども子育て支援新制度が始まり、以前より保育者を多く配置することができるようになりました。せっかく先生が増えたので今までできなかったことがしたいと思い、始めたのがフォトフォリオです。写真付きのポートフォリオなのでフォトフォリオと名付けました。
フォトフォリオは子どもの成長記録であり、ラーニングストーリーであり、先生と園児との関わりの記録です。写真付きなので子どもも見られますし、先生のコメントによって保護者も園での成長を感じることができます。
保護者の方には10歳になったとき、もう一度親子で見返してくださいとお願いしています。それは書いてある文章を読める年齢であるとともに、幼児期の自分の姿を思い出すタイムカプセルとなるからです。
そこには子どもなりの努力する姿があり、親以外に私を見つめる先生の姿があります。そして自尊感情を育むことができる、いわば宝物です。

外から見れば、英語講師も常勤していますし、体育教室やサッカー教室なども正課内で取り組んでいますので、早教育も充実しているように見えることでしょう。
でもしっかり育みたいのは社会情動性スキル(非認知能力)と言われる創造力、思いやり、決断力、忍耐力などであり、そのために何をすべきか常に求め、取り組んでいます。

いよいよ法案も可決され、ほぼ間違いなく10月より保育料の無償化が始まります。
多くの保護者にとって経済的負担が軽減されます。
しかしながら、「タダより高い物はない」何ていうことになりかねないことも。

現場の先生たちが一番心配しているのは「保育の外注化」「保育の長時間化」に拍車がかかることです。
「しつけは園に任せればいい」「家にいるより幼稚園にいた方が子どもも楽しんでいる」なんていう声を聞くことがあります。
任せていただくことも、園が楽しいこともありがたいことですが、残念ながらそううまくはいきません。
幼稚園での充実した幼児教育と親のまなざしが掛け合わさってようやくしなやかに生きる力の基礎が作られていきます。
親の社会性、貢献性は子どもの社会性を育みますから、我が子だけがうまく育つことはなく、我が子のみならず孫にまで影響が及びます。
幼児期の幸せな時間は次の世代への幸せのバトンとなり、親も子も人生最高の時間を過ごすことができるのです。

それが外注化、長時間化によって失われるだけでなく、次のような懸念が生じます。

1.親子の絆の弱い子は、友だちに対して興味をもたない。

2.自分が大切に愛され、受け止めてもらえている実感がないと、攻撃的で自らをコントロールする力(自己調整力)が育たない。

3.親からの関心や認めを感じられない子は、がんばっても自尊感情(自己肯定感)を持つことがない。

幼児期の子育ては本当に大変です。悪いとわかっていてもイライラして子どもに当たったり、放棄したり、夫婦げんかになったり・・・。
安心してください。永遠には続きませんから。必ず小学生、中学生と成長するにつれてあの頃は大変だったけど楽しかったなあと振り返ることができますよ。

花まつりはお釈迦さまの誕生を祝う仏事です。
本来は4月8日ですが、雪の多いこの地域では5月におこなうことが多いようです。
ですから平成最後の花まつりではなく、令和最初の花まつりになりました。

さて、お釈迦さまはお生まれになってあの名言を述べられました。
『天上天下唯我独尊』
天の上にも天の下にもただ私たち一人一人が尊い存在である。

皆が尊い存在ですから、皆で支え支えられなければならないと説かれたのです。
私だけが得をするとか、私だけが幸せであることはなく、あなたの喜びは私の喜び、あなたの苦しみは私の苦しみとおっしゃっています。

AI社会を生きぬく子どもたち。人間にしかできない能力の一つに「おもいやり(ホスピタリティー)」が挙げられます。
お釈迦さまの言葉を頼りに「おもいやり」のある大人になってほしいものです。

2019/04/23 報恩感謝

私は浄土真宗の僧侶でもありますので、日頃からご法話では報恩感謝(ほうおんかんしゃ)のお話をよくします。
人生を生き抜くうえで、私一人では到底生きていくことはできませんし、目に見えるもの、見えないもの、たくさんの支えがあって今を生きていることに重々気づているつもりです。

今年も新潟アルビレックスBBの試合に足繁く通い、ついに中地区優勝を遂げました。
ブースター(バスケットのファンのこと)にとって今シーズンは最高の年であることは間違いありません。是非ともこの勢いでチャンピオンシップも勝ち上がり、ジャイアントキリングを期待しています。

ところで今シーズン、自らの不適切な行為によって出場停止処分を受けていた今村選手が処分解除となり、早速川崎戦から出場しました。
日々反省の中で体育館の清掃活動やスクール訪問、ホームゲーム時には会場の設営、撤収作業、グッズ販売のお手伝いや社会奉仕活動を真摯に取り組んだ結果でした。
その彼が復帰のコメントの中で「バスケットボールをさせていただく上でいろいろな方々に支えていただき、ご支援、ご声援をいただいていたと改めて実感いたしました。そういった方々への感謝の気持ちを忘れずに、日々精進していきたいと思っています。」と述べていました。

辛らつな言葉をかける人もいたことでしょう。それでも腐ることなく、もう一度バスケットができることは、本当にたくさんの支えがあってのことと気づいた今村選手。
報恩感謝を胸に今まで以上に活躍できることは間違いないでしょう。

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