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園長日誌

いよいよお遊戯会の時期が来ました。
1年の集大成として各々その年齢に応じて目標を立て行います。
リリックホールという素晴らしい会場で多くの方から観て頂くことは、大変貴重な経験となります。

さて、先日地元の小学校の学校だよりが届きました。
表紙を飾る校長先生のお話をいつも楽しみに読んでいるのですが、今回はその内容に触れたいと思います。
小学校では6年生が「1年生サポートし隊」と表して入学当初、新しい環境に慣れるために6年生が1年生をサポートするそうです。
そのサポートをするにあたり、「サポート8箇条」が定めてあります。

第1条 やり方を教えてあげる
第2条 すべてに手を出さない
第3条 思い切って任せる
第4条 そして見守る
第5条 できないときは助ける
第6条 できたときはほめる
第7条 できたときは自分も喜ぶ
第8条 できると信じる

子どもたちの自立を後押しするための8箇条ですが、私はこれを読んだとき、私たち保育者が目指すものと全く同じだと感じました。
子どもとの立ち位置、距離感というものは前に出たり、横にいたり、後ろから見守ったり、また近づいたり、離れたり、TPOに合わせて絶妙なバランスがとれる保育者が望ましい姿です。
と同時に実は親の姿も同様ではないかと思います。
忙しい日々が続く中で、ついついすべてをしてあげる、できて当たり前とほめもしない、子どもが喜んでいても他人事にように振るまう。これでは自立するどころか益々手がかかり、面倒な存在となることから、園に預けっぱなしなんてことになりかねません。

お遊戯会本番は、緊張して舞い上がってしまい、練習でできたことができなかったり、本番が一番うまくいったりと様々ですが、結果の良し悪しに関わらず、努力したこと、元気に参加できたことなど、一緒に喜び、ほめてあげてほしいと思います。

 

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