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園長日誌

2019/04/23 報恩感謝

私は浄土真宗の僧侶でもありますので、日頃からご法話では報恩感謝(ほうおんかんしゃ)のお話をよくします。
人生を生き抜くうえで、私一人では到底生きていくことはできませんし、目に見えるもの、見えないもの、たくさんの支えがあって今を生きていることに重々気づているつもりです。

今年も新潟アルビレックスBBの試合に足繁く通い、ついに中地区優勝を遂げました。
ブースター(バスケットのファンのこと)にとって今シーズンは最高の年であることは間違いありません。是非ともこの勢いでチャンピオンシップも勝ち上がり、ジャイアントキリングを期待しています。

ところで今シーズン、自らの不適切な行為によって出場停止処分を受けていた今村選手が処分解除となり、早速川崎戦から出場しました。
日々反省の中で体育館の清掃活動やスクール訪問、ホームゲーム時には会場の設営、撤収作業、グッズ販売のお手伝いや社会奉仕活動を真摯に取り組んだ結果でした。
その彼が復帰のコメントの中で「バスケットボールをさせていただく上でいろいろな方々に支えていただき、ご支援、ご声援をいただいていたと改めて実感いたしました。そういった方々への感謝の気持ちを忘れずに、日々精進していきたいと思っています。」と述べていました。

辛らつな言葉をかける人もいたことでしょう。それでも腐ることなく、もう一度バスケットができることは、本当にたくさんの支えがあってのことと気づいた今村選手。
報恩感謝を胸に今まで以上に活躍できることは間違いないでしょう。

4月1日、新しい元号の発表に明るい未来を期待するとともに、出典や漢字の意味、発音の仕方など連日ニュースがにぎわっています。
園に関係することと言えば、入園式は平成31年度、卒園式は令和元年度になり、役所関係の書類はすべて5月から元号が変わるぐらいでしょうか。
ちなみに娘が通う中学校では「令和元年度入学式」とフライングしていましたが。

元号など不要だと訴える知識人もいるようですが、面倒だからやめようとか、世界中で日本だけだとか、今一つ納得できない理由です。

諸外国の幼児教育を耳にしたり、実際見に行ったりしますが、確かに幼児教育先進国の内容は素晴らしいと痛感します。反面、日本の幼児教育の良さを改めて確認することも多々あります。

面倒でも幼児教育を丁寧に行うことは世界中どこの国でも共通した認識でしょうが、全世界が全く同じ教育をすることには意味がないように感じます。
あの東日本大震災で秩序を失わず行動した日本人を世界は褒め称えました。サッカーワールドカップでゴミを拾うサポーターやロッカールームをきれいにして退出する選手たちは称賛されました。
それらの行動は日本の教育によってなせる業だと思います。
日本人らしさと世界で暮らす能力のバランスが問われています。

 

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