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園長日誌

間もなく卒園式を迎え、今年度も終わりが近づいています。と同時に4月から新たな子どもたちを迎え、1年が始まります。平成31年度は1か月で終わり、5月から○○元年度になり、そして10月からは無償化が始まり、大変慌ただしい1年になりそうです。

さて、私が園長になる前、プロ野球の球団が1つ減るかもと大騒ぎになったことがありました。オリックスと近鉄が合併してパ・リーグを6球団から5球団にするというのです。結果はご存知の通り、仙台に東北楽天イーグルスが誕生し、セパ併せて12球団のプロ野球チームが今も熱戦を繰り広げております。

このとき、現在野球解説者の古田さん(元ヤクルトスワローズのキャッチャー)は、1球団減ることに大変危惧しておられ、「1球団減れば、日本のプロ野球は間違いなく衰退していく。全球団協力して維持していかなければ、さらにまた1球団減るに違いない。」といった内容のことを話していました。

日本は現在、超少子化です。
長岡市も毎年生まれてくる子どもは減り続けています。既に出産適齢期の世代が少子化だったわけですから当たり前の結果です。
このままでは市内の幼稚園も減ることになるでしょう。

私は昨年3月まで長岡市私立幼稚園・認定こども園協会の会長を務め、現在は新潟県私立幼稚園・認定こども園協会の副理事長を務めさせていただいております。
古田さんの言葉が今も脳裏に焼き付いている私は、全幼稚園で協力して長岡の新潟県の幼児教育を守る必要があると考え、園での取り組みや知り得た情報はオープンして近隣の園に話しています。

我が園だけが良くなることはあり得ません。
周りの幼稚園と協力し切磋琢磨して「他園もよくなれば、自園もよくなる」と考える「他人主義・他者主義」であることによって、結果的には『こどもファースト』で取り組める幼稚園として生き残るのだと思います。

新潟アルビレックスBBの熱烈なファンである私にとって、今シーズンは夢のような快進撃が続いています。CS(チャンピオンシップ)進出はもちろん、あわよくば優勝などと捕らぬ狸の皮算用、勝手な夢を見て盛り上がっております。

以前、テレビでおなじみの林修先生が勝負に負けるときの3つの要素を話していました。
1.情報不足
2.慢心
3.思い込み
だそうです。今のチームはまさにこの3つが当てはまらないということなのでしょう。
敵をよく研究し、自らの力量を正確に判断し、時には試合の最中であっても修正して臨んでいるということではないでしょうか。

さて、日頃勝負とは縁遠い幼児教育現場はどうでしょう。
今年もたくさんの研修を受け、話し合いもよくおこないました。最新の教育保育の情報収集、毎月毎年繰り返し行う自己評価と関係者、第3者による評価。
教育は勝ち負けではありませんが、情報を集め、自らを振り返り、正しい判断で子どもの評価をおこなっているか問う、そういった姿勢と努力の積み重ねが大切なのだと思います。

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