数年前から「保育士や幼稚園教諭の給与が安すぎる、全産業平均より10万円も低い!」と言われ続けている。
その為か、保育士や幼稚園教諭を目指す学生が減っている。あろうことか進路相談を担当する高校の先生も別の進路を進めるそうだ。
では、実際のところはどうだろうか。
例えば女性のみの賃金を比較した場合、確かに幼稚園教諭は全産業の平均より約3.3万円低い。
ところが新潟県だけを抽出して比較すると、わずかであるが3千円高い。
このことから見えてくることは、そもそも女性の賃金が男性より低いということが言える。女性の比率が圧倒的に高いこの業界は、平均賃金が低いこともうなずける。
また、新潟県はそもそも男女を問わず賃金が低いため、新潟県、女性というフィルターを通すと逆転現象がおきる。
今後の課題は男女差を埋めて、男性保育士、男性教諭も安心して働ける処遇改善を訴え続けることが重要となるだろう。
ちなみに幼稚園教諭の都道府県別平均勤続年数を比較すると新潟県は全国第1位。(平均13.1年、全産業女性平均9.4年)
幼稚園教諭の全国平均は7.3年なので、新潟県は経験豊富な先生が多い!