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園長日誌

7月3日、運動会を予定通り開催しました。
予定通りといっても日時だけ予定通りで、その内容は感染防止対策のため昨年同様規模を縮小しての開催となりました。それでも昨年は実施しなかった親子競技をなんとかおこない一歩前進しました。来年こそはたくさんの方から参加していただき、運動会をみんなで盛り上げたいと思います。

さて、運動会のあいさつの際にもお話ししましたが、いまアフターコロナの不安が取沙汰されています。
以前に掲載したか曖昧ですが、人は表情を1歳の頃によく覚えると言われています。喜怒哀楽を表情から覚え、そして表情から他者の感情を読み取る力が1歳の頃から芽生えるのです。
ところが、昨年来、園にいる大人たちは子ども前でその表情を見せることがありません。昨年の秋ぐらいまでは透明のマウスシールドを場面場面で使用することもありましたが、文科省の指導によりそれすらも使用できなくなり、給食も感染防止から先生は一緒に食べないので、園にいる間、大人の表情を見る機会が0になりました。

相手を思いやる気持ち、自分を認めてもらいたい気持ち、相手の表情から読み取ることのできない子どもたちが小学校に進学する2026年ごろに大きな社会問題となるかもしれない、2026年問題という学者もおります。
仮に今1歳でない子どもたちもこの1年以上の間、マスク姿ばかり見て過ごしているので影響がないわけではありません。

ではどうしたらよいのでしょうか。
まずは園で過ごす時間を減らすことです。
残念ながらまだまだマスクを外すことができません。ですから例えば1か月園で200時間過ごしていれば200時間表情を見ることがないのと同じです。先生方も大きなリアクションをとったり、目で表情を大げさに表現していますがやはり限界があります。
お仕事が終わったらすぐに迎えに来る。ご家族に協力してもらって早く迎えに来る、遅く登園するなど工夫をお願いします。

また、お家ではマスクを着けていないでしょうから、ご家族での会話やスキンシップを今まで以上に気にかけてほしいです。共働き、核家族化進む現代では明らかに家庭内での会話やスキンシップが減っています。仕事帰りで疲れて話もしたくないなんて方もいらっしゃるかもしれませんが、今こそ夫婦で家族で話し合って会話やスキンシップを増やしましょう。
永遠ではありません。コロナ禍が終わるまでです。

これを機会に家族の会話が増えれば、家庭が潤うのではないでしょうか。
ピンチをチャンスに!
素晴らしい未来が開けるように、今が踏ん張り時なのかもしれません。

 

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