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園長日誌

今年度最後の大きな行事が終わりました。
コロナ禍の開催は困難を極め、中止や縮小も考えられましたがなんとか工夫して実施することができました。例年にない感染対策に気疲れしたのか、家に帰ると爆睡でした。次年度はいつも通りに実施できることを願うばかりです。

さて、新しい教育要領になって3年が経ちました。毎年職員間で議論に上がるのが行事のあり方です。
「主体的、対話的で深い学び」においてどのようにして行事に取り組むのか、そもそも本当に必要なのか、難しい問題です。実際に研究者の中には行事不要論を唱える方もいるぐらいです。
個人的な考えを言いますと、確かに行事が多すぎると感じます。ですから私が園長になってから随分数は減らしました。内容も毎年見直しをしています。それでもまだまだ多いと感じます。主体的、対話的に取り組むには時間がかかるからです。

一方で当園の建学精神でもある調和の必要性も感じます。偏った保育は基礎の基礎を育む幼児期には好ましくないと考えます。時には教え込む場面も必要だと思うのです。
また、誰もが得意不得意があります。お遊戯会で主体性を育んでいるとはあまり言えませんが、体で踊りを覚え、リズムを合わせることは身体的な発達に十分貢献していますし、自分の気持ちを言葉にうまく表せない子も、動きや表情で上手に表現できる子もいるのです。

時代によって求められる能力は変わっていきます。しかも年々早いように感じます。どんな状況でも臨機応変に対応できる柔軟さが一番求められているのかもしれません。

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