2025/03/31 卒園にあたり
去る3月19日、卒園式がおこなわれました。
その際、卒園児に送った言葉を一部抜粋して紹介します。
…チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマの言葉です。
「私たちの苦しみの多くは、私たちが考えすぎることに由来します。」
と伝えてくれました。
考えて行動することは決して悪いことではありません。行動に移す前によく考え、よい準備をすることでよい結果が多く生まれます。
しかしながら、考えすぎると私たちは悪いことばかり思い浮かべて一歩も進めなくなり、好機を逃し、やがて自らの考えによって苦しむことになると言われているのです。
小学生になると今よりもっと考えて行動する場面が増えます。もし、悩みすぎて進めなくなったら、思い切って行動してみましょう。意外とうまくいくものです。
大切なことは自分自身を知り、何事も適度に取り組むことです。無理をしすぎて体を壊したり、心が病んでしまっては意味がありません…
10年ぐらい前の子どもたちの様子を思い出しますと、失敗を恐れて、新しいことや難しいことへの挑戦を避ける傾向にあったように感じます。
あれから10年、子どもたちが挑戦しやすい環境づくりや保育者の育成により、以前よりずっと行動力がついたように感じます。
人生は始まったばかり、若さは力です。
失敗しても大丈夫、仲間と話し合いながら、前を向いて進んでほしいと願うばかりです。振り返るのは、まだまだ先でよいのですから。