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園長日誌

1年前、中央教育審議会(中教審)が「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~すべての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~(答申)を発表しました。
A4サイズで92ページに及ぶ内容に幼児教育に関する部分は6ページ程度です。もちろん6ページ以外にも関係する内容もありますが、あまり幼稚園は関係ないかと当初は軽く目を通す程度でした。

先日の園内研修で東京家政大学の佐藤教授が個別最適な学び、協働的な学びに触れていて、どこかで聞いた言葉だなと思い、ネットで検索をかけたら中教審のこの言葉がでてきたものですから、改めて読んでみました。

内容については研修内容に沿って現場レベルの一面で捉えますと、保育者が面白いと感じる保育から子ども自身が面白いと感じる保育(個別最適な学び)、そして保育者がその気持ちを汲み取り、他児やその内容を拡げていく保育(協働的な学び)といったところでしょうか。

答申ではその方向性や内容について7項目で示し、改善・充実が求められるものとして、例えば小学校教育との円滑な接続などが挙げられています。
私個人の意見としては既に取り組んでいるものばかりで目新しいものはありませんが、一方でなかなか改善が進まないものもありますので、今後改善のスピードを上げていく必要があると実感しています。
但し、現実問題としてコロナ対策、人材確保対策など喫緊の課題解決が求められる中、限られた時間と労力と予算の中ですべてにスピード感をもって取り組むことは並大抵のことではありません。
無理をすれば必ず歪みが出ます。

今まさに社会の変革期でしかもかなりの速さで進んでいます。
急ぎつつも慌てず、確かな一歩を進めるように取り組みたいと思います。

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